映画批評家の町山智浩さんがラジオで紹介してなかったら絶対に観てなかったろうし、Netflixにたまたま加入してなかったら観れてない作品。
だけど、メチャクチャ良かった。
2011年にノルウェーで起きた連続テロ事件をユナイテッド93やキャプテン・フィリップスで知られるポール・グリーングラス監督が映画化。
冒頭からテロ事件の顛末を緊張感溢れるシーンで見せていく。そこは流石ユナイテッド93やキャプテンフィリップスの監督だ。
特に、狂ったテロの犯人が学生達がキャンプをしてる島に上陸して、無差別射撃をするシーンたるや饒舌に尽くしがたい。
しかし、テロのシークエンスはあくまでも映画の冒頭に過ぎない。
物語はテロの実行犯と被害を受けた青年や家族に焦点を当てていく。
悪戯にショッキングシーンを売りにしてる訳じゃなく、ちゃんとドラマを描けるポール・グリーングラス監督をちょっと見直した。
身体と心を傷つけられた青年がどう事件と向き合い、立ち直っていくか、ぜひ貴方にもご覧になっていただきたい。
