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7月22日の62355cinema5のレビュー・感想・評価

7月22日(2018年製作の映画)
3.9

ネトフリで視聴👀
「ウトヤ島 7月22日」が今ひとつだったので、ずっと観ようと思っていた作品
140分ほどの尺の長さだけど、全く気にならなかったです👍
こちらの方が十分に怖かったですね

2011年 7月22日、極右団体に所属するブレイビクはノルウェーの首都オスロで爆弾テロを起こした後、ウトヤ島へ渡り銃を乱射、多くの若者たちの命を奪うテロを起こす

そして、物語は ブレイビク容疑者の人物像...
彼に凶弾に倒れながらも一命をとりとめた青年ビリヤルや、彼を支える人々の苦悩...
そしてブレイビクの裁判を伝えていくことで正義の行方を追っていく

「ウトヤ島 7月22日」で描かれなかった事件の発端...
初動体制が遅れたために、政府庁舎が爆破されてから島が攻撃されるまでの間に、実行犯初動体制が遅れたために、ブレイビクが野放しの状態であったこと...
ブレイビクは警察官のふりをして島へ渡ったこと等...
など、不明な部分が分かりスッキリしました

特筆すべきは、ウトヤ島での惨劇だけではなく、テロ後の展開も克明に描かれる点
また、事件の概要、犯人の素顔、事件が社会にもたらした影響...
悪夢のような事件から立ち直ろうとすると被害者や家族の姿がしっかりと描かれているところも評価されるでしょう

ノルウェー国民も、まさかオスロで大規模なテロ攻撃があるとは夢にも思ってなかったでしょうし、同様の事件は、いつ何処で起こっても不思議ではない社会情勢🗺

事実、先日スリランカでも大規模なテロが起こったばかり...
平和ボケしている私たち日本人も例外ではないと思い知らされた次第です

「ウトヤ島 7月22日」を劇場鑑賞された方は、こちらも是非ご覧になってほしいと思います
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