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薄化粧のemediaのレビュー・感想・評価

薄化粧(1985年製作の映画)
3.4
女がいるから生きてきた
ろくでなし
ひとでなし

人は心で化粧する
生きんがための闘いに


緒形拳(当時48歳)の迫力たるや・・
「復讐するは我にあり」に次ぐ凶悪犯である
妻子を殺しながら仏壇を持ち歩くという男

このくらい鬼気迫る表情を浴びせる役者
いまなら誰がいるだろう?
「ある男」の窪田正孝?

藤真利子(小料理屋の女将)は透明感がある

浅野温子もぷりっぷりである

笑福亭松鶴師匠が「悪」として重厚に

いつもながら川谷拓三が泥くさい
この時代に描かれる刑事はギトギトしている

小林稔侍が薄っぺらい男を演じていて
声を聞いても誰だか全く気づけなかった


高知弁の作品というと
「陽暉楼」「櫂」「鬼龍院花子の生涯」
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