shiori

ROMA/ローマのshioriのネタバレレビュー・内容・結末

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます


メキシコローマ地区の話。

右から左、左から右へ流れるカットが非常に多い。
ありふれた日常なのかもしれないが、引き込まれるカメラワークと映像美。

なんとなくでも時は流れる。止まらずに。
でも自分の中で止まることもある。
でも、絶対また流れ出す。
上を向く。
自分の人生と重なるところがあった。


死産の前後は左右に流れるカメラワークがすごく少なかった(というかなかった?
が、波に立ち向かい、愛を再確認した後からまた流れ出したように思えた。
最後の最後にカメラワークは下から上へ。
この2シーンが最も印象に残り、自然と涙が溢れたシーンだった。


後から他のレビューを見させていただいて、監督のアルフォンソキュアロン氏の少年期を記憶した映画、そして故郷への愛、乳母への愛、家族への愛を描いた作品としり、さらに納得感が増した。

AMOR.
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