Netflixに加入していない為、劇場公開してくれて嬉しかった。
モノクロながら陰影のある美しい映像、凝った構図、横移動していく長回し。
PCやテレビの画面でなく、大きなスクリーンで観るべき作品だと思う。
淡々とある家族の生活を描きながら、家政婦クレアの思いがけない妊娠から物語が動いていく。
ラストのビーチでのシーン、照りつける太陽の光、押し寄せる白波、波音、家政婦クレアの心境の吐露と抱きしめ合う家族達。
ゾクッとするぐらいとても美しいシーンだった。
オープニングのタイルを洗う水面に映る飛行機と、ラスト空を飛ぶ飛行機の対比もとてもニクい。