ヨシダ

ROMA/ローマのヨシダのレビュー・感想・評価

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)
4.2
タイトルの『ROMA』メキシコのローマ地区という意味であるが…
ひっくり返すと『AMOR』。そう
スペイン語で「愛すること」の意味
(フィルマガより)

『そして、家族になる。』
正直言って、前半はつまらなく感じる部分も多かった。
でも、ラストを見た時、また見直したくなるような不思議な映画。

アホ丸出しのフルチンで武術を披露する彼氏。
家族に嘘をつき、他の女を作ってどこかにいった父。
妊娠させられたり、浮気されたりと
身勝手な男の被害をこうむっても、
強く生きようとする女性の物語。
そこから始まる家族の話。
犬の糞だらけの家、それを集める家政婦。
最後は女性が男の尻拭いをさせられるのかもしれないな。

これは宇多丸さんがおっしゃってたのですが、水に写る飛行機、空を飛ぶ飛行機の演出が素晴らしかった。

以下、ネタバレ⚠️




















主人公の家政婦クレオが娘を出産したものの、悲しいことに死産だった。
そして、彼女が絶望感や罪悪感から救われるあのラスト。
緊張が止まらない長回しの海からの救出シーン。
子供たちを救うことで、懺悔することで、クレオは救われた。
そして家族になる。
ヨシダ

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