オープニングの長尺地面描写から『おっと』と身構えたが、終わりの方とか『頼むからもうこのシーンで終わってくれ』と何度も懇願。正直、結構退屈してしまった。
掴み所のない白黒の映画が淡々と続き、気づいたら全裸で2つの棒を振り回してる男がいたり、アカン事態になっていたりした。
ジャケットにもなってるシーンに行き着くまでの海のシーンはそれまでのリアリティ描写から『何が起きてもおかしくない』感があり、かなりハラハラ緊張感漂っていてそこは良かった。
ラストシーンもそれまでの『早く終われ』というどんよりな気持ちから、視覚的に清々しい晴れやかな気持ちで終われたのも良かった。
まあでも基本、クズが事態をかき回したり、単純に絵や語り口のつまらなさから結構きつい135分だった。それでも3.7と割と低くないスコアなのは、見なければよかったとは思わなかったからだ。ただもう二度と見ないだろうけど。
因みに【2つの棒】の1つはチンコです。