シネフィル母ちゃん

冬時間のパリのシネフィル母ちゃんのレビュー・感想・評価

冬時間のパリ(2018年製作の映画)
3.0
ヴァンサン・マケーニュが出てる作品はハマらない作品ばかりなので、オープニングシーンで彼が出てきた時は「あぁ...ヴァンサン居るのかよぉ...」って不安になった。
でもヴァンサンが出てる作品の中ではこれはまだ大丈夫だった。

怒涛の会話劇にアワアワしてしまったけど、セリフがハイセンスなので追ってくだけでも楽しい。
ハネケやベルイマンやカトリーヌ・ドヌーヴなどがセリフの中に沢山出るからニヤニヤしてしまった。

そして一番憎い演出がジュリエット・ビノシュの名前まで会話に出てくること。
ジュリエット・ビノシュが主役のこの作品に彼女の名前が出てくる遊び心が最高!(もちろん本人役で出てるわけじゃない)
しかも、ジュリエット・ビノシュ演じる女が「彼女の代理人の電話番号ならわかるわ」
とか言うんだもの!クスクス笑ってしまったわ!
会場からも笑いが出てたし、監督の狙いにまんまと釣られた観客達であった。