"もう後戻りは、出来ない"
★あらすじ
ある田舎町。この街には夏の間だけ都会から来る金持ちと地元民がいる。ダニエルはそのどちらでもない。彼は父の死後立ち直りきれず、ひょんなことから街一番の不良のハンターと出会い、次第に落ちぶれハッパを売る売人となってしまう。。。
★レビュー
観る前に特にあらすじやストーリーなどよく観なかったので思ったよりダークな感じで驚いた。
ティモシーシャラメはやっぱり演技派だと思わされる。父の死から立ち直れず無気力な時期から、ハンターと出会い、マッケイラと出会い友情や恋愛を通して光を取り戻しつつある時期、自信が芽生え始めるも悪い方向へと落ちぶれる時期など。切り取るとすごく表現豊かだと感じた。
薬物の売人ってこういう風になっていくんだ、こうやって沼にハマっていくんだなっていうのが最後まで丁寧に描かれていると思う。その証拠に、最後コカインに手を出し取引相手の家に行ったシーンは最高に胸糞が悪い。ダニエルも恐らくあの時点で自分がやってることのヤバさに気付いたんだと思うけど時すでに遅し。
金という欲にまみれた男の最低最悪な末路。
