思春期の青年が一夏の経験を経て成長する話‥かと思ったらけっこうエグい内容で、実話が基になってるんだね。
非社交的な喘息持ちのダニエルを演じるティモシー・シャラメの初々しい魅力に尽きる感じで、最初は街に馴染めなかったのが街一番の美女と恋仲になり、ヤクの売人として頭角を現していく怖い展開に惹きつけられた。
ダニエルが喘息用の器具を捨てるシーンに彼の素朴な少年時代の終わりを象徴させてたのが上手かったな。
街の誰もがゾッコンになるマッケイラはそれほど美人に思えなかったけど、かえって現実にいそうな感じが出てた。
終盤のハリケーンで全ての人物が収斂していくのがアルトマンっぽくて良かった。
