麻薬の売人という危うい仕事を通して不安定な年頃の心境が描かれるひと夏の物語。事件の終盤、ハリケーンと夏の終わりに向けて物語が進行する。う〜ん。。
起こりうるであろう出来事が漏れ無く起り、フレッシュな表現は特になし、90年代表現、特にVHSオマージュはフォントのチョイスとかちょっとイケてなく、物語のノイズになってしまっていた。
一番イケてないと思ったのが、肝心の主人公とハンターが惹かれていく過程や麻薬を売り捌く部分が描かれていない事。急にいい車乗ったり、髪型が変わったり、ちょとポジティブになるんですけど、いや分かるけどさ、多くの忖度を観賞側がする事に。よって、終盤の出来事や映画が終わっても登場人物達を好きになることはなかった。
ルックやネタに頼ってはいけませんね。もう少し脚本を練って欲しかった。
