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ジャングル・クルーズのShinMakitaのレビュー・感想・評価

ジャングル・クルーズ(2020年製作の映画)
1.2
1916年、ブラジル。ジャングル・クルーズのオンボロ船を操る船長フランクの前に、イギリスから来た男勝りの女性学者リリーが現れる。彼女は不老不死をもたらす伝説の花を求めてやってきたのだ。リリーはアマゾンを知り尽くしているフランクをガイドに雇うのだが…


「ジャングル・クルーズ」

以下、ネタバレ・クルーズ。


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ディズニーの実写映画で、当然ながら迫力はあるから劇場鑑賞向きなのは間違いない。

が、


話は大して面白くなかったなぁ〜

ディズニーはメッセージ性がしっかりあって、
現代の感覚にアップデートされたキャラクターの行動原理…短絡的にお姫様が王子様に助けられてハッピーエンド的なことは絶対やらないで、主人公側の闇とかも描いてくれる、「単なるお子様映画」じゃないとこが良かったのに…今回は主人公も悪役もステレオタイプ。リリーが何のために花を探しているのか良くわかんないし。誰かの命を救うためとかじゃなくて、なんか漠然。ひとり立ちして、学会で性差別受けてる女性キャラ、というのが現代的ではあるものの、新味はないよね。パンツルックへのこだわりはキャサリン・ヘプバーンオマージュらしいと聞いて、なるほどなとは思ったけども。

単純にインディ・ジョーンズ的冒険活劇を楽しむにはまぁ及第。でもそれ以上の映画的面白さは皆無です。アトラクション自体の元ネタと言われる「アフリカの女王」的なルック(魚雷攻撃まであるよ笑)は映画ファンは嬉しいものの、物足りない作品なのは間違いない。やや残念。吹替も大して良くないしなぁ。最近のロック様は小山力也で固定されてるけど、合ってなくない?


悪役ヨアヒム王子を演じたジェシー・プレモンスは、マット・デイモンのパチモンとして有名だが、何と言っても「ブレイキング・バッド」のトッド役が印象的。「エルカミーノ」にデブのまま続投しやがって、ちゃんと痩せろ!と思ったが、本作でも体型変わってなかったな。ダイエットの意思はないようである、
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