平成仮面ライダーシリーズの集大成としてこれ以上ないくらい完璧な作品であり、これまで平成仮面ライダーシリーズを応援してきた人達への公式からの特大の感謝状の様な映画だった。
安直な表現ではあるけど、笑いあり、涙あり、そしてサプライズありの1本だった。
多少、頭にハテナが浮かんだ所や強引さを感じた部分はあるものの、ジオウとビルドの過去の設定とメタフィクション要素、更には電王の設定までを引っ張り出してきて、それらを見事に融合させていたと思う。
仮面ライダーは虚構の存在であって、それを肯定した上で「それでもいいじゃないか、記憶に残れば」という最っ高にカッコいい答えをファンに対してぶつけ、虚構の存在たる仮面ライダーを信じる事も同時に肯定するというパワープレイをやってのけたと感激したし、そこからの人々の声に応えてライダー達がやって来るシーンには泣いてしまった。
でも、まさか10年ぶりにあの人が登場してくれるなんて思ってもみなかったから相当驚いた。
これも平成仮面ライダーの集大成映画だからこそ出来た奇跡なのかなぁ...
