きくり

記憶にございません!のきくりのレビュー・感想・評価

記憶にございません!(2019年製作の映画)
2.0
普段酷いことをしているのに映画になった途端に人を助け善人の顔になり、今までしてきたことが許されたような扱いを受けるキャラが居るじゃないですか。ジャイアンっていうんですけどね。そのキャラを見るたびに、良い事をしたからといってあなたの今までの横暴な態度が帳消しになると思うなよ、と私は言いたくなる。この映画の主人公にも言いたくなった。主人公が過去に動物虐待してたことを仄めかすシーンがある。改心しても何しても、虐待したという事実はあるんだ。許されたような顔をしないで欲しい。……と、映画に対して思ってしまった。肩の力を抜いて観れば、普通に面白いと思う。