役者陣が秀逸。しっかり自分の役、立ち位置を理解しつつ、畏まり過ぎず素晴らしい芝居でした。その中でも中井貴一、小池栄子、草刈正雄、佐藤浩一は本当に魅力的な芝居でした。脚本も面白くて、あっという間に感じた。
気になった点と言えば、ディーン・フジオカの発声。一音一音に息が乗り過ぎていて、芯が弱い。ここぞと言うセリフもしっくり来ない。良く言えば個性的だけど、悪く言えば癖が強い。それを上手く使い分けるのなら役者として良い武器になるのだろうけど、全部同じだとお腹いっぱいに感じてしまう。せっかく表情とか他が良いだけに勿体なく感じた。
