クソシン25

ラストレターのクソシン25のレビュー・感想・評価

ラストレター(2020年製作の映画)
3.9
原作、脚本、監督、岩井俊二。久々の岩井作品でしたが、見事に岩井俊二ワールド炸裂。目に映る情景は、郷愁あり、心地よく、、、歴代の岩井俊二組?の豪華俳優(豊川悦司、中山美穂、松たか子)が、そこはかとなくちりばめられ、、、優しく、主人公たちを囲っている。とにかく、美少女の切ない恋愛を撮らせるなら岩井俊二だなと再認識されました。本作の広瀬すず、森七菜の透き通る感じは、さすが。過去の奥菜恵、蒼井優、中山美穂だったりと毎回、魅了されてます。ストーリーは、とても重く、辛い事情なものですが、薄幸の美少女画と郷愁の情景の合わせの巧みで、心落ち着く、染み入るような展開で泣かされました。豊川悦司と中山美穂の小綺麗なやさぐれ感だったり、もっさりした福山雅治だったり、、、庵野秀明は、演じてたのか?素のままだったのか?(笑)独特の豪華脇固めで、全編、とても心地好く、静かな気持ちと美しい文面、台詞まわしに浸れました。また観たくなる、美少女ロマンス、切ない余韻感、清涼剤な一本になりました。
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