すー

ラストレターのすーのレビュー・感想・評価

ラストレター(2020年製作の映画)
4.4
このキャストは全員良かった…ひとつひとつの場面の雰囲気が完成されていました。

時間軸とキャストが結構切り替わる作品でしたが、まったく違和感なく、むしろ深みを出していく気持ちよさ。

邦画で久し振りに素敵だなと思いました。邦画ならではの良さがしっかり伝わる作品だなと。

皆さんハマり役でしたが、特に福山雅治さんは、彼しか考えられないほどです。
広瀬すずさんと森七菜さんのワンピース姿は眩しかったな。

私が印象に残っている作品内のフレーズ。
「高校時代。つらいことがあった時、生きているのが苦しくなった時、私たちは幾度もこの場所を想い出す。お互いが等しく尊く輝いていたこの場所を。」
この卒業式の答辞の文章が脳内を繰り返し巡りました。ああ、エモい。確かに悩みはあったけど、無敵だったなって。こういう、自分にとって印象深いフレーズが残る映画作品て、多くないと思います。観て良かった。

また、どんなにデジタル化が進んでも、やっぱり手紙って、良い。想像力と底なしのパワーがあると思う。自分の気持ちを文字に起こしてようやく、気付くことや伝わることがたくさんあると改めて思いました。大切な人に手紙を書きたい。そう思いました。
すー

すー