2023年80本目。
岩井俊二が脚本・監督。
大ドンデン返しがあるとか、サスペンス味が強いとかそういうわけではないのに
ぱっと見たあらすじからは想定してなかったなかったページがひらひら捲られてくような、そんな脚本がたまらなく良い。
松たか子はコミカルなテンポで演技されがちだな。
めちゃくちゃ美人なのになんか可笑しい感じが凄く好き。
おそらく事の全てを知るのは乙坂鏡史郎(福山雅治)だけ?
でも彼だけでなくそれぞれが美咲の死と向き合う姿は心揺さぶられるものがあった。
この作品は広瀬すずの映画でも松たか子の映画でも福山雅治の映画でもある。
主要キャスト全員に見どころがあってそんなところも良かった。
また本作は、同じ岩井作品の
"Love Letter"(1995)
へのアンサー作品とされているそうで、
そっちで中山美穂・豊川悦司がまた出ているらしいのでそっちも見てみたいなと。