中島何某

ラストレターの中島何某のレビュー・感想・評価

ラストレター(2020年製作の映画)
-
 男(少なくとも自分)にとって“初恋の人”は特別な人だと感じられるものだと思う。この映画では、「女の人にとっても“初恋の人”が特別な人だったらイイよね」という男の願望が“手紙”という媒体を通して伝えられていると僕は感じた。

 今回で岩井俊二監督作品を観るのは『スワロウテイル』に続き2作目であった。率直な話、この作品を観て感じた事は「拗らせてるな」という事である。だがこれはあくまで客観的な視点に立っての感想である。僕個人としては特に波風の立たない凡庸な作品であったと感じた。

 また、広瀬すずと森七菜の両名が演じる等身大の女子高生も非常にリアリティがあり瑞々しかった。少女を描くのが上手い日本人監督といったら岩井俊二といっても過言では無いだろう。

来年公開の映画を先駆けて観れたことには非常に良い機会であった。

ありがとうFilmarks👍