ドーナッツ

永遠の門 ゴッホの見た未来のドーナッツのレビュー・感想・評価

3.5
南仏のアルルを訪れた画家フィンセント・ファン・ゴッホが死ぬまでの日々を綴った話。

ゴッホは個人的に好きな画家の1人で、アムステルのゴッホ美術館、閲覧できる"ひまわり"は一通り観てきた。上映当時はちょうどゴッホ展をやっていて、セットで観てきたのを覚えている。レコメンドされたので久しぶりに観てみたが、いやはや、肝心の内容はすっかり忘れていた。

ファン・ゴッホについてある程度の知識がないと置いていかれてしまう内容だった。さらに、アルルの美しさや絵の素晴らしさではなく、ファン・ゴッホの内面、特に精神の歪みに重きを置いており、それを表現したいからか必要以上にカメラが揺れていた。正直観づらかった。

過剰な演出はなく、上書きされた出来事もなく、監督はこう解釈してました、というメッセージに納得がいくかどうかで評価が分かれる作品だと思う。