青豆

永遠の門 ゴッホの見た未来の青豆のレビュー・感想・評価

3.8
"未来の人々のために神は僕を画家にした"この言葉って本人のものなのかな、だとしたら、だとしなくても、この言葉通りだったよってことを伝えたい。確かにあなたの人生は種蒔きの時期だった、と可哀想なフィンセントに。
かく言うわたしも、モネやドガが好きで、ゴッホが気になるようになったのは30を過ぎた頃からである。人は、時代、その時に置かれている状況や、気持ちで、好きなものや興味の対象が移り変わっていくものだと、この映画を観て実感。
手持ちカメラ?でのシーンが多かった為か、とても私的な親密な気持ちになった。
ゴッホ目線の時は、世界が黄味がかっているところが、彼の黄色好きをイメージ出来て愛おしい。
指先一つでお手軽に自己表現できる現代を生きるわたしたちが、自然の中で魂を削って描かれたゴッホの絵に惹かれる意味が、何となく分かる気がした。
青豆

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