「結婚が幸せの全てではない」って言葉を放った直後に感じるあのどうしようもない寂しさを、まさか古典作品からぶつけられるとは思わなかった。
原作のテーマに、性別で人生設計を決められてしまう世の中への風刺があると思うのだけど、今作はそこにより一層に現代的な価値観をアップロードさせてるようで入り込みやすかった。
四姉妹のやり取りも、何となく「今っぽい」感じがする。
しかも細かいところにも原作への多大なリスペクトがひしひしと伝わってくるのも好感。
あのラストは、結婚=女性の幸せという価値観に対するジョーとグレタ・ガーウィグからの回答だと思ってる。