nao

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語のnaoのレビュー・感想・評価

4.4
よかった。。
全編に愛が溢れて涙が溢れた。

若草物語って 日本人でさえ、ストーリーはなんとなく知ってると思うし、映画化は何回もされてる。
なので、制作する側は 結構チャレンジ的な?
に、しては 自分はきっと映画では初めてみたかも。

物語の大半で お父さんが不在なので、四姉妹に加えて お母さん、住み込みのお手伝いさん?のマーチ家が 女性ばっかしで すごい。(そこに隣のお屋敷のローリーやお祖父さんその他も関わってくるのだけど)
姉妹が あーでもないこーでもないと盛り上がってるときや 一喜一憂したとき、連れ立って街を歩くときとか、
ぱっと花が咲いたようで 可愛らしくて、自然と顔がほころんでしまった。
それに この時代特有のドレスのような服装で、一層お花らしさが増してた。

家族らしく 色々問題や衝突もおこるし、4人もいれば それぞれの気性や相性もあったりで、人数が多い分 物語もあって、
劇中で ジョーが
‘ 家族のあれこれなんか書いたって おもしろいって読む人はいない ‘ って 言ってたけど、
その家族の話が すごく面白いのだ。
姉妹の個性や性格は違っても、 みんな悩みがあったり、短所や 秘めてるものがあって いいコなとこばかりじゃなくって それぞれに好感がもてた。
あとは 愛のかたちも色々だよねー…(゚ー゚)(。_。)ウンウン と しみじみした。
少女時代との別れを惜しみ 家族をいちばんに大事にしてしまう ジョーの気持ちを察すると
せつなすぎる! ってところも ホッとできるようにおさまってよかった。

ストーリーは 冒頭から
今?と 7年前を いったりきたりして、
それぞれのエピソードを語るにも その心情が伝わるのにも それがすごく効果的だった。
本の中身の小説が できあがる過程まではもちろん
製本のシーンも ワクワクする感じで、
ラストの締めくくり方もいい。

芸術的な才能をもつ姉妹が織りなす 音や画面の美しさ、心温まるストーリーを 劇場で鑑賞できてよかった。
ピアノの音色を聴くだけで なんか自然と涙が出ちゃったし
nao

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