グレタガーウィグ×シアーシャローナン、レディバードのタッグ再びとあらば注目しないわけにはいかないですね。期待を裏切らない良作でした。グレタガーウィグは女性の生き方を描くのが上手だなと思うし、シアーシャローナンの演じるサバっとして自分らしく生きようとする女性も好きです。
若草物語は見るの初めてです。見たあとにじわじわ来る系でした。
四姉妹のそれぞれが個性豊かでそれがよくわかるように演じられていて、とても良い。
回想と現在が行ったり来たりするが、メメントの教訓から、映像の色彩表現に着目するとしっかり追えます。回想は暖色系、現在を寒色系で表現してるのが、主人公ジョーの大事なものとその喪失を表現していてなんだか切ない。著作権は決して譲らなかったジョーには、商業的な思考の他に、物語のモデルになった自分の大事な家族や隣人たちのキャラクターを自分のもとで大事にしたいという気持ちがあったのでしょう。
