期待値上げつつ期待しすぎないようにしたらまあちょうどそんなあたりに着地した。
んだけど反芻するとジワジワよくなってきたかもしれない。
ある人がこれは女性向けだと語っていたので一応そのつもりでは見たけど確かに。でもなんかたまたま見た回の観客(4名程度)は男性しかいなかった。
4者4様の姉妹に限らず、母親や叔母にもそれぞれの価値観・生き方があって、主人公であるところのジョーはいわゆる自立した女性を志して、つまり型にはめるなという型というか、しかしそれはそれですべてじゃないというか、ていうか、かくいうジョー自身の心の揺れが赤裸々に語られたり、もっとなんか根源的な個にスポットを当てた内容になっているのかなと。
話の作りとしては大人になった主人公達と、過去に家族で過ごした思い出が行ったり来たりしながら進んでいくんだけど、なんかそれぞれテイストが違う様な気がして(映像の感じを意図的に分けてるのもあるが)、思い出の方は、まあほっこりしたりなんだり普通に良い部分もありつつも子供向けか?ってくらいのシンプルさというか、ドラマはあるのにちょっと退屈な気がしたけどそれもある意味正解だったってことでいいのか。しかし恋愛もの避けがちなんだけど色々と恋愛描写にわりとグッとくるものがあったりなかったり。
とりあえずおれもエマワトソンを妻にできたなら手を取りあって苦難にもめげずに生きていけるんですけど?
結末はそれ自体がなんだということはないと思うんだけど、持って行き方が粋というかね。もちろんあのやりとりもそうだし、安易に迎合するのは違うけど、そこにある美しさだって必ずしも嘘ではない感じみたいなこととか、そういうことでいいんですよね?