邦題よ、なぜこうした。。
とまずは嘆きつつ。
「レディバード」に続く、グレタ・ガーウィグの監督作はLittle womenこと「若草物語」。ちょうど直前にウィノナ主演版のを観ていたので、この古典の大筋の物語を知った状態で鑑賞。
象徴的な場面は忠実に、物語の時間軸の構成をうまく散りばめながら、思い出の回想という過去と現在を同時に見せていくことで、テンポが非常によかった。
古典をもとにしながらも、「レディバード」に通ずるような女性ならではのヒリヒリした葛藤のシーンがグレタらしさのある人物描写でまとまれているのがよかった。
そのあたりのこともそうだが、単純に主人公たちのファッションやウィットのきいた展開もいいし、沁みる展開もいいし、普通に良い映画だった!
シアーシャ・ローナンのジョーはめちゃくちゃハマってたし、ティモシー・シャラメのローリーもこれまためちゃくちゃハマってたし、フローレンス・ピューのエイミーは幼少期は若干無理あったけど現代版ではこれでもかとハマってたし、声も表情もよい。エマ・ワトソンのメグもハマってた。
ベア役をルイ・ガレルが演じたこともこの映画らしさが出たような気がする。