<ドタバタしてるのに、構図もカット割りもちゃんとしてる>
流石ですよね。
『トレイン・スポッティング』『スラムドック・ミリオネア』のダニー・ボイル監督の初期作品です。
もう、20年前の作品で、ドタバタコメディで、荒唐無稽なお話なのですが、ダニー・ボイルとユアン・マクレガーのタッグで、それなりに最後まで観られます。
天国にいる天使たちが、愛のキューピッドとして地上に降りて、カップルを本物の愛に導く話なのですが、天使たちの荒唐無稽さは、全てメタファーで、絵本っぽい世界観として構成された映画です。
あー、ハチャメチャだな、、、、と思う反面で、ちゃんとしてるんですよ。
ユアン・マクレガーの演技とか存在感も言わずもがな、良い感じなのですが、シーンシーンのカット割りとか構図とかが『映画してる』。
ちゃんと考えられているなぁ、と思ってしまいます。
最近のドタバタコメディ映画も、軽い感じで見てしまいますが、こんなにカット割りとかちゃんとしてないですよね。編集とかも。
やはり、監督のセンスなんだろうな、と思いました。