水蛇

ラ・ポワント・クールトの水蛇のレビュー・感想・評価

ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)
4.0
共感できないラブストーリーとして大好き。

共感ははちゃめちゃに強い武器だからこそふりかざされると萎える時がある。不毛なモノマネを見てる気分になるのかも。その点この2人の言動の75%くらいは共感できないけど、こんなふうに葛藤を葛藤のまま差し出されると柔らかいところに触れた感じがしてちょっと心臓っぽい。共感を介した時とはちがう交信がある。

あとヴァルダの撮る猫ちゃんはみんなせつなくなるほどかわいい。
水蛇

水蛇