佳山明という俳優を発掘したことが、この映画の最大の功績な気がします。
「なぜ今まで障がいを持ちながら俳優活動をする人がいなかったのだろう？」というシンプルな疑問に気づけなかった自分にハッとした。「障がい者」は自分にとって身近な存在ゆえに、彼らに対する偏見など無いと思っていたのに、やはり私の中にも少なからず「彼らは弱者」という感覚があったのかもしれない。
「障がい者が頑張る感動映画」などではなく、「一人の女の子が成長する青春映画」であり「佳山明」という俳優の主演映画。彼女のような俳優が、一人でも多く普通にスクリーンに登場する日が来ることを期待します☆そのためにも私たち一人ひとりの認識を変えていきたい。
視覚障害の方向けの「音声ガイド」付き上映と通常上映で２回鑑賞。
初めての「音声ガイド」でしたが、思った以上に映画の鑑賞中も気にならなかった。こういう取組も増えてほしい。経験し体感することが共感につながる気がする。
