こもえ

37セカンズのこもえのレビュー・感想・評価

37セカンズ(2019年製作の映画)
5.0
2021/02/21再鑑賞 2021*013

2020*012
めちゃくちゃよかった(*^-^*)

HIKARI監督の思い→「かわいいアイドルが車いすにぎこちなく乗って演じていても、全然リアル感が無いじゃないですか?残念ながらヒットだけを考えて作られる映画はまだまだあって、特に「感動物」と言われる作品は、制作側が「これなら感動するだろう」という予測で作られていて、そこにリアルさは追求されません。私が作りたかった映画は、普段ある事をそのまま描写した映画。嘘はつきたくなかった。」

それがビシバシ伝わってきたし、オーディションで主人公のユマの座を射止めた佳山明(めい)さんほんまに素敵たったなぁ。主人公を当事者が演じるって素晴らしい! まさしく嘘がない。

物語はユマの自立を描いているのだけれど、同時に母親の物語でもあるなと。
過保護すぎる母親との生活、母親との言い合いもリアル過ぎるというか、いやもうユマの思いを表現するめいちゃんの姿と自分の思いが交錯してグサグサ突き刺さりました。
その閉塞感から解放されたいと飛び出した世界は果てしなく広かった。日本を飛び出し宇宙まで~!?(笑) 最後は希望が見えてよかった!

映画「パーフェクト・レボリューション」のモデルになってる熊篠慶彦さん本人も出演してるし、脇を固める俳優陣も良くて、「こんな夜更けにバナナかよ」にも出ていた渡辺真起子さんの存在も光ってました。
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