たたた

37セカンズのたたたのネタバレレビュー・内容・結末

37セカンズ(2019年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ポスターや予告を見て気になってた作品。
劇場に観に行けないのでNetflixで配信されたのはありがたい。

冒頭の風呂場のシーンで面食らった。
まさに何も包み隠さない本気の作品なんだなと。こちらの色眼鏡も外さなきゃと思わされました。

髪を伸ばしたいという娘の話をスルーする母親というワンシーンだけで不穏な空気が醸し出されるのもすごいなぁ。
過保護な母親が人形作家?ってのがまた意味深😅

最初は身体にハンデを抱えた人特有の話かと思ってたら、徐々に普遍的な物語なんじゃないかと思えてきた。
内面を無視して自分を定義しようとする周囲から逃げ出したいってのは当然の感情で、そりゃ家出もしたくなるさ😆

終盤、双子の姉の存在が明らかになるけど、彼女はあり得たかもしれない もう1人の自分ということなのかな🤔

もし自分が違う自分だったらと誰でも考えると思うけど、本当にifの自分を見せられたら、その空想は終わって今の自分を見つめることができるのかも。

ユマは教師になりたい訳でもないし、やっぱり漫画が描きたいんだろうから、それは今の自分でしか叶えられない願望なんだと気付いたことで自分を受け入れることができた。だから母親も許すことができたんじゃないかと…🤔

最後の開放されたユマの表情が清々しかった☺️
たたた

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