おまむ

紅き大魚の伝説のおまむのレビュー・感想・評価

紅き大魚の伝説(2016年製作の映画)
4.0
作画と雰囲気は確かにジブリに似てたけど、私は尊敬の念を込めて「オマージュ」と呼びたい。

中国アニメにしてはよくできていた方ではないでしょうか。
自分の命を助けるために犠牲になってしまった男の子を蘇らせたいがために、天災を招いてしまい、多くの人を危ない目に合わせてしまう。

椿の行動は、後先を考えない突発的なものだったと思う。でもそれでもし椿が諦めてたらずっと後悔して生きていくだろうし、この経験を通して、命の重さや愛を理解できたことは、彼女の人生において大きな糧になったと思う。
湫だって、好きな人を守りたいし、好きな人の好きなものも一緒に守りたいという気持ちが強かったからこその選択であり、それは「不憫」ではなく、「勇敢」だったと讃えたい。
好きな人には幸せになってもらいたい、そんな三者三様の思いが、結果、ああいう結末にさせたのならハッピーエンドだと私は思う。
なんやかんや椿、117歳まで生きてるからね。
おまむ

おまむ