みや

マイ・ブックショップのみやのネタバレレビュー・内容・結末

マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

戦争で愛する夫を無くした主人公が悲しみから立ち直り、お屋敷を買うという大きな決断と本屋さんを始めるという夫婦の夢を実行します。本屋さんがない小さな海辺の町で、本屋さんを作るというあらすじにもう惹かれる。
全体を通して映像は明るくはないけど、町と色使い登場する本がかわいい!
サクセスストーリーではなく、「世の中には滅ぼす者と滅ばされる者がいる 」と冒頭に出てくるように、人生の理不尽さを静かに物語ってた。美しい小さい町に住んでいる人が優しい人とは限らないのだ。人の成功を妬む人、自分の思うようにならないと気に入らない人、思いやりに欠けた人はいる。
そんな中、いつでも気丈で凛とした主人公が素敵すぎる。そりゃクリスティーナが憧れるわけだ。彼女(主人公)が生まれる時代がもっと遅ければとついつい思ってしまう。
そして、そんな展開になるの?!という驚きがありながらも最後がよかった。クリスティーナは主人公との出会いで本を好きになったんだ!大切なことはちゃんと引き継がれてる🤗と。
みや

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