kyohei

楽園のkyoheiのレビュー・感想・評価

楽園(2019年製作の映画)
3.5
後味が悪い映画だった…嫌な村社会の恐ろしさが描かれていました。

言われのない罪の冤罪でどんどんと追い込まれていたのが立場の物凄く弱い移民役の綾野剛だった。

少女行方不明事件ほんの寸前まで一緒いた親友の少女が成長したのが杉咲花…
何で自分は普通に生きてることに罪みたいのを感じている。

村お越しを計画するが、失敗して、しかも、村八分にされる男を佐藤浩市が演じていた。
最終的には、土を喰って、もう誰からも拒絶されるようになったら…最後はジョーカー的な感じになっていってましたな。

広がる田園風景のなんともないY字路…主人公の三人がそれぞれ楽園を求めているのに…行き着く先は地獄のような展開だったのにはビックリした。

爺さん役の柄本明と品川徹が凄く怖いなぁと思ったり、ときどき出てくる岬の兄妹に出てた人達が気になった。

【あらすじ】ある地方都市で起きた少女失踪事件。家族と周辺住民に深い影を落とした出来事をきっかけに知り合った孤独な青年・豪士と、失踪した少女の親友だった紡。不幸な生い立ち、過去に受けた心の傷、それぞれの不遇に共感しあうふたり。だが、事件から12年後に再び同じY字の分かれ道で少女が姿を消して、事態は急変する。一方、その場所にほど近い集落で暮らす善次郎は、亡くした妻の忘れ形見である愛犬と穏やかな日々を過ごしていた。だが、ある行き違いから周辺住民といさかいとなり、孤立を深める。次第に正気は失われ、誰もが想像もつかなかった事件に発展する。2つの事件、3つの運命、その陰に隠される真実とは―。“楽園”を求め、戻ることができない道を進んだ者の運命とは―。
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