楽園の作品情報・感想・評価

上映館(2館)

「楽園」に投稿された感想・評価

僕は杉咲花さんが好きです!
なので、楽園もすごい良い作品でした!

杉咲花だけではなく、個人的にはメッセージ性の強い映画だと思います!

村の人間が最低なやつらばっかりです、「楽園」っていう題名だけど、楽園は無いよ、それでも、生き続ける!頑張るんだ!
僕はそんなふうに捉えました!

主題歌もいい曲です!
みんな悲しかった。
虹郎くんと花ちゃんのシーンが愛しかった。
結局、犯人が誰か分からなかった。
人間は誰しも二面性を持つものだと思うが、その裏の嫌らしい部分を集めた作品。
映画ならではのショッキングな内容で、とてと面白かった。
不遇な運命と周囲からの孤立…楽園を求めても蜃気楼のごとく辿り着けず、ただひたすら嘆くばかり。
暗くて暗くて…見終わってから重くのしかかるものがあった。
役者陣は皆演技派で適役だったが、個人的には再鑑賞を望まない作品。
Koko

Kokoの感想・評価

3.2
人間の冷たさとエゴがすごく皮肉に描枯れていた。佐藤浩市と綾野剛、杉咲花、全員の演技力にびっくり

このレビューはネタバレを含みます

犯人が結局誰かわからなくても、それは気にならないというか焦点がそこじゃない映画っていうのが稀にあって、それはそれでいい。

しかし、この映画はちゅーーーーと半端に犯人が誰なのかが気になる。

なんで、豪士が死ぬ間際に愛華ちゃんの名前を口にするのか…。
そしてあのラストシーン。

豪士は悪いことしてないのに、外国人というだけで受けた差別によって濡れ衣着せられて…って受け止めたのは間違いなの?って混乱してくる。

原作読んでないけど、映画が何を訴えたいのがちょっと解釈に苦しんだ。
ha

haの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

完成披露試写会と初日舞台挨拶にて鑑賞しました。杉咲花さんの演技が煩くてあまり好きではなかったので、観るまでに抵抗がありました。原作を途中まで読んでいましたが読破出来ないまま完成披露試写会の日を迎えてしまい、映画でストーリーを知りました。
内容としては、後味が死ぬほど悪かったです。豪士が少し障害を持っているのか、それともそういう振りをしているのか分からない綾野剛さんのあざとい雰囲気を出す演技はとても素晴らしかったです。警察のシーンで笑顔を観た時には鳥肌が止まりませんでした。
母親も知らない本当の息子の姿は、とても残酷でそれでいて切なくて儚く美しいものでした。
また、もう一つの話では、村八分にされる怖さを改めて思い知らされました。繋がっていないようで実は繋がっている二つの話。原作では別々の話だったけれど、それを上手く繋げている瀬々監督がとても素晴らしいと感じられました。
自分たちで作った枠の中で
必死で自分を守る

気持ちの置きどころ(安心)を得るために
誰かを犠牲にする


#楽園
#限界集落だからじゃなく
#事件が起こったからじゃない
#もともと人間の中にある
#これはただの一例
#映画館で観たかったのに
#タイミングが合わず
#見逃した映画特集2019
#アップリンク
#ありがとう
#お昼を食べ過ぎたので
#井の頭公園を散歩しよう

satoshi

satoshiの感想・評価

4.1
 「悪人」「怒り」などで知られるベストセラー作家、吉田修一先生の短編集「犯罪小説集」を、『64 ロクヨン』『菊とギロチン』で知られる瀬々敬久監督が映画化した作品。当時は『ジョーカー』が大旋風を巻き起こしていたこともあり、宣伝ではしきりに「ジョーカー」という単語が連呼されていました。他人の褌で相撲をとるなんていくら何でも節操がなさすぎではと思ったのですけど、鑑賞してみたら使いたくなるのも納得の作品でした。本作は、『ジョーカー』と同じく、社会に押しつぶされた人間が「無敵の人」になる話だったからです。

 本作において、主な舞台となる村で起こることは、現代の日本の写し鏡であり、世の中の縮図と言えると思います。この村では主要人物のうち、綾野剛と佐藤浩市の2人が死亡します。注目すべきはこの2人が死ぬまで理由です。この2人はそれぞれが違う理由で追い詰められるのです。綾野剛は在日であるという理由から来る不信感(要は昨今の排外的、ネトウヨ的思考)で、佐藤浩市は村総出のいじめです。彼らを追い詰めたものに共通するのは村の中の人々の偏見からなる集合意識と、それを上手く操って村人を煽った「上」の人間(寄合の爺ども)です。この偏見と差別的な意識、そしてそこから来る排他的な声やバッシングは、特にSNSでよく見かける光景です。この点で、この村は日本の縮図であると思うのです。

 本作は2人が追い詰められていくさまをじっくり見せていくのですが、そこに観客を放り込み、観客に揺さぶりをかけます。それは主に綾野剛のパートで発揮されていて、少女失踪事件の全容が上手い具合にぼかされているため、観客側も綾野剛を犯人ではないかと疑えるように作っているのです。しかし証拠はない。ここで思い出してほしいのは、綾野剛は何故自死したのかということ。その根底にあるのは上述の通り社会に潜む「アイツが犯人だろう」という偏見と推測です。ここで綾野剛が犯人であると思ってしまえば、我々観客もあの村人と同じになってしまうという作りになっているのです。

 では、我々には何ができるのか。それはもう、「信じること」しかないとのだと思います。この点は同じく吉田修一先生の「怒り」と同じです。そして、互いに信じあい、佐藤浩市のように犬を拾える人間が「楽園」を作ることができるのだと本作は説きます。本作ではターニングポイントに必ず「道」が登場し、象徴的に使われます。「どちらを選ぶのか」そして、その道の先に「楽園」を作れるのは杉咲花であり、我々なのだと思います。本作で監督が訴えたかったのは、そういうことなのだと思いました。
緑

緑の感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

原作未読
「青田Y字路」のラストのみ観賞後に確認

綾野剛の役の作り込みは流石。
この人はクセの強い顔なのに
ちゃんと映画の中の「その人」に見せてくれる。
火を放つときに行方不明になった少女の名を連呼していたので
やはり彼が犯人なのだろうと思えたけれど確信には至っていない。
本当はどうなんだろう。
監督の中ではちゃんと結論があるらしいが。

杉咲花は「無限の住人」での芝居ががあまりにひどく、
瀬々監督はなんでこんな木偶の坊を起用したんだ……と思っていたが、
かなり上手になっていて驚いた。
あれから数年経っているとはいえ、
ここまで伸びるなんて若い子の成長ってすごい。

佐藤浩一と柄本明も印象深い。
「楽園」観賞後しばらくして「ヘヴンズストーリー」を観たところ、
ふたりとも「ヘヴンズストーリー」と
ちょっと印象重なる役柄だったんだなぁと思った。

原作の「青田Y字路」と「万屋善次郎」を1本に繋げた脚本。
それぞれ別の映画でもよかったように思うが尺が足りないのかな。
繋がりが不自然ということはない。
感想としては、田舎ってロクなもんじゃねーな。

良くも悪くも「ザ・瀬々敬久監督作品」という映画だった。
また「菊とギロチン」みたいな作品も観たい。
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