原ルルヮ

未知との遭遇 ファイナル・カット版の原ルルヮのレビュー・感想・評価

4.4
正直私にはSFものへの適性はないようで宇宙も異星人もあんまりグッと来ないけど「文明も道徳も違うであろう異物との交流」にはとても興味がある。
この作品は音、丁度読んでいた別のSF小説では絵図。言語という観点ならメッセージが有名か。全てに共通するのは「真似をする」ということだった。
理解したいから真似(再現)をする。
一番単純に友好を示す、受け取る手段なのかもしれない。
言葉の通じない異文化の相手と心を交わした描写をしろ、と言われたら……動きを真似する、以外に思いつかない。他にあったら知りたい。

終盤30分の情報量の多さがダントツ。クライマックスがちゃんと絵面的にも話的にもクライマックス然としてるのは見てて気持ちいい!

この作品の色んな要素が脈々と受け継がれているんだろうなぁ。という意味で、見ておくべき、見ておいて良かったと思う日が来るだろうと思える一本でした。
原ルルヮ

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