Hana

未知との遭遇 ファイナル・カット版のHanaのレビュー・感想・評価

3.5
当時、映画公開後から「宇宙人と遭遇した」という一般報告が増えたエピソードをはじめ、宇宙人の存在や姿かたちまで様々なところに影響を与えた作品だと思います。
スピルバーグ監督が「E.T.」を生み出す前の作品ということもあり、まだどこか若々しさを感じます。
抽象的な描写が多く、作品が伝えたいメッセージを受け取るまでに時間がかかりました。今でこそその独特な世界観がわかってきましたが、なんというか…大好きなスピルバーグ監督の作品でありながらも真正面から受け止めることが難しかったのです。 ピカソの絵を小さい頃にはじめて見たときと同じような感覚。

ただ、そんな私でもマザーシップとの交信の場面は本当に夢中になりました。カッコよくて神秘的。光と音のハーモニーが美しく、鳥肌が立ちました。あのシーンは、どのSF映画も真似することのできない唯一無二のシーンだと思います。

ファイナルカット版で見たので、エンディングの「星に願いを」を聴けなかったのが残念。
Hana

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