ぶみ

未知との遭遇 ファイナル・カット版のぶみのレビュー・感想・評価

3.5
スティーヴン・スピルバーグ監督、脚本、リチャード・ドレイファス主演のSFスペクタクル。
未確認飛行物体が登場、人類が接触していく姿を描き、SF作品の金字塔とも評される作品。
序盤、各地でUFOが目撃されたり、少年がいなくなったりと、この先どうなるのだろうかと気になるも、中盤何かに囚われてしまった主人公が、家族を崩壊させてしまう件で、やや中弛みしてしまった印象。
終盤、デビルズタワーでのコンタクトで、その中弛み感を一気に盛り返す。
今見るとどうしても古さが目立ってしまう映像は致し方ないし、全体的に説明不足かなとも思う。
しかし、誰もが一度は耳にしたことがあるのではないかと思わせる印象的な旋律や、所謂地球外生命体に対する畏怖やロマンを感じさせてくれ、何より公開当時はかなりのインパクトを与えた内容ではないかと思わせるもの。
原題の直訳が『第三種接近遭遇』であるのに対し、邦題を『未知との遭遇』としたのもセンス抜群。
SF映画史に残ると言われるのも、納得の一作。

We are not alone.
ぶみ

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