ハラダユウキ

ぼけますから、よろしくお願いします。のハラダユウキのレビュー・感想・評価

5.0
"可哀想じゃない、可愛い"って台所からずっと聞いてたい。

胸がずっと騒がしかったと言えばいいのかな。
母の晴れ姿にまぶたが滲んで滲んで仕方なかったけど、その最中でも自分の祖父母をはっきり滲まず思い出せた。



外に出ると知り合いに会わないようにするんだと、立ち止まるとまた歩き出すのが大変だから。
でもその足で帰る家には体も心も休める相手がいるということ。
そして、もしも一緒に出歩けたのなら、相手の話を聞き入るため、何度立ち止まったとしてもまた進めてた。

言葉じゃないもので伝わる相手が側に居てくれる有り難さ。
掻いてもらえる、握ってもらえる、そんな右手をまた探そうか☺︎
晩御飯の食卓が懐かしくて仕方なかった。


腰が曲がる前から頭をもっと下げてられるよう、ボケても礼儀正しく居れるように、男として一日中、歌っときたいなって背筋が伸びたんだ。

ええこと作ろ、立たねば何事も済まんぞ。
しっかりと何かを加速させてくれる。
いつまで経っても、初期衝動。