このレビューはネタバレを含みます
黒人差別がテーマなのは間違いないんだろうけど、なんかもっと人種とか性別とかそういう属性に囚われずに、私って誰なんだろう、なんなんだろうって考えさせられた。
ドンの『黒人でも白人でも男でもない俺は誰なんだ!』っていうセリフとか、シャーリーだってイタリア系アメリカ人でそんなに裕福な家ではなくて、the白人という描かれ方ではないところとか
2人は最初は価値観が違くてぶつかることも多いけど最終的には仲良くなるところも、別に黒人と白人だからとかじゃなくて人と人としてぶつかって歩み寄って最終的に仲良くなってるだけだし。
だけ、というのもいい意味でね
当たり前だけど忘れがちな大事なこと。
無意識のうちにステレオタイプに引っ張られちゃってることもあるんだろうけど、、
それでもきちんと相手の価値観や考え方を受け止めて、好きなこと嫌いなことを尊重して、素敵なところ自分とは違うところをたくさん見つけて、そうして人間関係を築いていけたらいいなぁと改めて感じました。
それにしても何ってドロレス最高
最後のセリフはほんとに最強、かっこよくて可愛い!!!ドロレスがいなかったらこのストーリー何も成り立ってないんだよなぁ、天才。