前から気になっていたんですが、予備知識なしでやっと鑑賞。
とっても素敵なお話でした。実際のお話なんだそうです。。。
これは、賞を受賞するわけですよ。
60年代前半のアメリカは、まだまだ人種差別が多かった時代。
黒人の音楽家に雇われた白人のドライバー。物語的には、この時代なら逆なんでしょうが、そうでないところが、この映画のポイント。
レストラン・ホテル・トイレ・・・色で分けられるなんて、今となってはナンセンスですが、当時はこれが普通だったんですもんね。
それに疑問を持つことすら許されなかったというか・・・そう考えると、この時代に、この黒人もこの白人も、さぞかし生きにくかったんじゃないかと思う。
そんな中で、自分なりの信念を貫いて生きる。逞しさを感じました。
ラストシーンは、観ていてこっちまで笑顔になります。
誰もが差別をするわけではないんですよね。。。今でもそうです。
人種差別がテーマの割には、重苦しさがそれほどないのがいいですね。
ジャンルにコメディとあるくらいですからね。
しっかし、大きなピザを一枚半分にたたんで食べるシーンは、強烈でした・・・あぁいう食べ方もありなのね(笑