【映画の内容をプロレスに置き換えレビュー】No.9
『グリーンブック』
G 2018年 ‧ コメディ/ミュージカル ‧ 2時間 10分
これはアリと猪木「世紀の凡戦」です。
モハメド・アリが天才黒人ピアニストのドクター・シャーリーと同じ黒人差別に対する戦いの象徴だったからだけではありません。
映画内で用心棒のトニー・リッツが自身がイタリア系であることで差別にふと怒りを表に出します。
猪木もプロレスが差別されたジャンル、自身が在日であることで受けた様々な差別を熟知していました。猪木は世間をあっと言わせることに執念を燃やしてきました。
いざ試合が始まると、猪木は寝そべったまま蹴りを繰り出すばかりで、マスコミには“世紀の凡戦”と批判されました。
違ったところで差別されたもの同士、試合後には、互いを認め合い抱き合い強い絆が生まれました。
映画では旅を通して価値観を認め合うふたり。
難しく考え込ずふたりが受けた差別とアイデンティティを頭の片隅に入れると面白さが増えるはずです。
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#映画好きな人と繋がりたい