このレビューはネタバレを含みます
■演技 0.8
マハーシャラ・アリ、立っているだけで優雅だった。
■ストーリー 0.8
■演出 0.7
■気づき 0.8
■個人的な思い入れ 0.6
合計 ★3.7
■感想
トニーとドクが、お互いを理解し合っていく過程が微笑ましくて楽しい。ずっと見ていたかった。
特にフライドチキンのくだりでは、会場みんな笑ってた。
合間合間にはさまれる、差別や偏見を描いたシーン。
トニーと笑って、理解し合って楽しかったり、差別されて、自身の存在を否定されて辛く苦しかったり、憤ったり、その繰り返しがドクの日常なんだな、と思った。
黒人でも白人でもない、ピアニストと夫は両立できない、距離が離れてしまっては兄弟でいられない。
2か月離れていても夫として妻に想いを届け続けたり、「手紙を送ればいいだろ」ってドクの悩みを一蹴してくれたり、ドクが感じていた壁をぶち壊してくれたのがトニーという存在だったんだなあ。だからこそ、生涯友人であり続けたんだろう。
トニーとドクが出会えて本当に良かった。