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グリーンブックのhannpopのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
5.0
「映画館の大きいスクリーンで、表情、音楽、景色を体感するべき!」

2019年アカデミー賞で作品賞を取ったこと、アメリカではコメディ映画のジャンルに入っていて気楽に見れるかなと思ったこと、そして大好きな実話ということで観てきました。

土曜日の映画館はお子さん連れのご家族がたくさんでアニメ作品が人気でしたが、グリーンブックの劇場も3分の2ほど席が埋まっていて嬉しくなりました。

人種差別の映画はいくつか観てきましたが、今回も新たに知る内容があり衝撃を受けました。

運転手(用心棒かも(笑))と天才ピアニストとの会話や笑顔、ふたりがお互いを支えあう様子、後半につれてふたりの絆が強くなっていく様子がズッキンズッキン私の心に刺さって、「どうかもうハッピーエンドで終わってくれ!」と心の中で叫んでました(笑)

映画の中では黒人差別の場面がたくさん出てきますが、トニーの奥さん、カルテットのふたり、若い警察官、「メリークリスマス」の警察官など、そんな時代の中にも黒人を同じ人として大切に想っていた人たちがいたことに心を救われました。

「あんたにしかできない音楽だ」、「心が弱ってる自分から先に行動しなきゃ」みたいな言葉があったんですが、そんな名言がいくつか出てきて、またそこで涙が溢れてました。

終盤、クリスマスに戻れるようにあんなことをして運転してくれて、あんな風なラストになってハグをして、トニーの奥さんがひと言ドクターに言ったセリフで笑って(奥さんはやっぱし気づいてましたね(笑))、ドクターでスパッとエンドクレジットへいき、そのエンドクレジットでさらに感動する。
予想を裏切る展開が多くて嬉しかったです。

アメリカではこの作品を批判してる黒人の方が多いそうでその理由も調べましたが、私はひとつの映画として大感動し、世界中の人が仲良く暮らせる社会づくりに少しでも貢献するで!と背中を押されました。

たくさんの方におすすめしたい映画です!
ぜひ大きなスクリーンでご覧ください!
ケンタッキー州のケンタッキー食べてみたいなー!٩( ᐛ )و
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