モリ

グリーンブックのモリのネタバレレビュー・内容・結末

グリーンブック(2018年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

トニーがおじいちゃんにめちゃくちゃ似ててびっくりしたところから始まりました。

感想は最高の一言に尽きます。

人種差別問題はもちろん音楽、コメディ要素など、最高です。

色々ありましたが一番に思ったのが、色の使い方が上手い映画が評価されているなーと思います。


本作では「グリーン」が散りばめられていました。映画では「グリーン」は色々な意味で使われているらしく、「自然界のように人の支配を拒む象徴」やハルクとかシュレックのように「怪物の象徴」などあるみたいです。
シャーリーはあえて黒人差別に立ち向かい白人からの支配を拒む姿を見せてくれた一方で、同じ黒人からも白い目で見られます。その場面は自分は一体何者なんだと吐露するシーンと呼応しますが、そう言ったところからも「グリーンの象徴」が読み取れるかもしれません。
昨年もシェイプオブウォーターで怪物と人間の恋愛でしたが、ある意味本作も怪物と人間の友情という意味では重なるところはあるかもしれないですね。(シェイプオブウォーターでも一部の人間には神様扱いされていたところなど)


最後、自分の家でグリーンの石を見ながら
グリーンのキャデラックでトニーと回ったグリーンブックでの旅を想起するシャーリー。
やっぱ上手いなー脚本。
モリ

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