余韻に任せて書き連ねる感想だからあとで編集するかもしれないけどとりあえず感想を。
大抵の映画は、
予想外に面白くなかった、
とか、想定外にいい映画だった、
とかいう感想を多少抱くけど、
この映画は、期待通りに面白かった!という感想。
大きな事件や展開があるわけではなく、予告編でなんとなく想像した通りに物語は進むのに、最後まで楽しかった。
アカデミー助演男優賞を獲得したマハーシャラアリの繊細で気品のある演技もさる事ながら、ヴィゴモーテンセンの豪快で闊達な演技も素晴らしかった。
実話ということもあって、ぐっと感情移入してしまい、ほんの些細な嬉しいことでもとても幸せな気持ちになった。
信念を曲げず、気位を保ちながら人種差別と戦うシャーリー。
そんなシャーリーと時間を共に過ごすことで、自身の中に当然のようにあった差別意識を取り除き、良き友人となるトニー。
恋愛でもなく、親子愛でもなく、友情に泣かされたのはとても久しぶりで、心地よかった。
(劇中、たくさん笑える場面や台詞があったけど、日本語に訳すのは大変だろうなと思うと同時に、戸田奈津子さんの手腕にとても感心した。)