いわを

グリーンブックのいわをのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
3.3
まずこの映画は傑作ではありません。
というと、否定的かと思われるかもしれませんが、ファレリー兄弟監督作品は大好きで本作も面白かったです。
では、なぜ傑作といわないかというと、この映画のカテゴリーは、ロードムービー?、ヒューマンドラマ?、コメディ??
結論はどれでもなく、全てにおいて中途半端なのです。
それが悪いということではなく、その中途半端さがファレリー兄弟(今回はピーター・ファレリーの作品ではあるが)作品のいいところなのです。
一瞬ヒューマンドラマと思いきやの作品ですが、それほど主役のトニー、またはドクの内面に深く突っ込まずほとんどので何も成し得なく終わるのでもしヒューマンドラマであれば弱いドラマであるといえます。
しかし、多面的でカテゴリーを突き詰めていないことで映画としてのエンターテイメントになっています。
ですので決してつまらない映画ではなく秀作で、配役の妙や時流に乗った題材の今風の映画だと思います。
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