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グリーンブックのNのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
4.2
「最強のふたり」チックな映画。
マイノリティである優秀なピアニストのドクと庶民的な生活を送るトニー。立場や容姿が違えば考え方が違うのは当然で…
50~60年代の米国で問題になっていた人種差別の中、実話ということに驚きを隠せなかった。
私達は世の中で否定されているものを深く知らないのに遠ざけてしまう。たとえ無意識であろうと、それは非常にもったいないことであると気付かされた。
ラストシーン。「“寂しい時は、自分から歩み寄らなきゃ”なんて言われても、君は素直だからそれができるかもしれないけど私にはできない。でもそれができる君はすごい。寂しい時は君に歩み寄っていいかな」と言っているような表情が印象的だった。
ドクのピアノ演奏シーンが終わる度に立ち上がって拍手してしまいそうな衝動的な反射を抑えるのに必死だったなぁ…心が沸いた。
戸田奈津子さんの翻訳大好きだから嬉しかった。期待以上に面白かった。
テンポよく話が進んで、2時間あっという間だった。映画を観終わったのがお昼頃だったから、チキンを食べて帰った。
メリークリスマス。
愛のある言葉だ。
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