あべくん

グリーンブックのあべくんのレビュー・感想・評価

グリーンブック(2018年製作の映画)
4.8
なんかすごい映画らしい!という情報だけで鑑賞。

すごいよかった。じんわりあったかくて、道徳的、もやっとしたらちゃんとさっぱりさせてくれる。たった2時間ちょっとでちゃんと血の通ってる人の心の移り変わりを丁寧にみせてくれたとおもいます。伏線も伏線の回収も見せつけがましくなく見事でした。終わり方がまたほんとうによかった。ドクが孤独がさみしいことと受け入れられるようになってよかった。
だいすきな映画になりました。
まだ良さをうまく言葉にできるほど消化できてないので感想いいに出直したい…!!
わたしもフライドチキンたべて庭にでも放り投げたい!(しかし庭はない)


ボラプの時もおもったけど、事実をもとにして作られたという物語が、ドキュメンタリーでもないのに事実に即している必要があるのだろうか。
ボラプは彼の音楽をたくさんの人にいいと思わせられればおそらく大成功だし、グリーンブックは観客を楽しませながら今も根強い人種差別があることを伝えられたら大成功なのだとおもう。その感動が「実際のできごとだったから感動した」なんてことはないはず。
ただ事実をほんの少しでも織り交ぜたほうが現実味がでるし、より生きてる人間をみせることができる。物語上の事実は目的ではなく手段ではないだろうか。