友情は差別よりも強いことを教えてくれるおじさん2人の珍道中
舞台は1960年代のアメリカ。黒人に対する差別が濃かった時代である。ガサツな大食い用心棒のトニーと天才ピアニストのドクターシャーリーの2人旅を描いたこの作品における差別描写は今の時代で考えると相当酷いものであったといえるだろう。
レストランで食事ができない、トイレは外でやれ、夜には外出するな、何もしていないのに逮捕される。
これらの差別を2人の間に芽生えた友情で乗り越えていく。何があろうと友情が絶対に勝つ。友情の素晴らしさを教えてくれる本当に良い映画。
また、ピアノの演奏に圧倒され、手紙を書くシーンに笑わせてくれる。
ただ、トニーが息子を肩に乗せながらタバコを吸っていたのにはいろいろ言いたい。
クリスマスにケンタのチキンをバケツ買いしてお友達と一緒に食べながらまた観てみたい。